3月1日から4日まで東京で開催されたリテールテックJAPAN 2022において、HL-DP(日立LGデータストレージ データプラットフォーム)を初めて紹介しました。

■HL-DP(データプラットフォーム)
https://solutions.hitachi-lg.biz/products/hl-dp/

東京で3月に開催されたリテールテックJapan 2022

東京で3月に開催されたリテールテックJapan 2022

今回披露したHL-DPは、同会場内の株式会社日立製作所ブースで展示された小型無人店舗、「CO-URIBA」の一部として活用され、人気を博しました。
「HL-DP」が採用された「CO-URIBA」は2月22日のニュースリリース以降、テレビやwebなど、多くのメディアに取り上げられた。「CO-URIBA」は、完全手ぶらの買い物が体験できるサービスで、財布やスマートフォン、クレジットカードではなく、生体情報のみで決済をします。

株式会社日立製作所ブースで展示された小型無人店舗「CO-URIBA」

利用者は、生体情報とクレジットカード情報をあらかじめ登録します。買い物をするときは、店頭に設置されたディスプレイ端末(https://solutions.hitachi-lg.biz/products/ai-interactive-display/)で生体認証を行い、棚に置かれた商品を手に取り、そのまま店舗から離れるだけで自動的に精算が完了します。

この無人店舗サービスは、消費者の行動履歴を取得する3D LiDAR(Light Detection & Ranging)と、どの商品が取られたのかを検知する「重量センサー付きの棚」で構成されています。これにより、消費行動を詳細に可視化し、商品開発や販売戦略立案など、マーケティングに活用することができます。

この、3D LiDARで取得した消費者の行動ログや行動履歴を可視化しているのが、今回のリテールテックJAPAN2022で展示したデータプラットフォーム、HL-DPです。
HL-DPは、HLDSが新たに開発した、3D LiDARで取得されたデータをクラウドへ収集・蓄積することができるデータプラットフォームであり、よりユーザーが使いやすい仕様になっています。

HL-DP

HL-DPの最大の特徴は、3D LiDARで取得したデータを単純に数字で表すだけでなく、ヒートマップや、リアルタイム画像、グラフなど、様々なガジェットで表示できることです。これにより、検知エリアの滞在人数を確認したり、個々の顧客の動線を追跡したり、滞在時間を把握するなど、多角的にデータを取得できる。取得したデータを購買データなどとともに複合的に分析することにより、マーケティングの高度化に役立てることができます。

HL-DP説明

その他にも、HL-DPは動線データを直接クラウドへ送るので、拠点に制御用のパソコンやサーバーを置く必要がないことも強みの1つです。これにより、制御パソコンの設置スペースの確保や保守の心配がなくなります。
また、クラウド上で3D LiDARをリモート管理することもできます。LwM2Mプロトコルを利用しているので、遠隔でデバイスの稼動監視や、ファームウェアアップデート、各種データの閲覧、設定、センサーアングルの自動計測が可能です。マルチテナント機能により、1つのデータプラットフォーム上で、複数の顧客、3D LiDARを設置している拠点を階層的に管理することもできます。

さらに、HL-DPはweb API(Application Programming Interface)を用意しており、HL-DP内のデータを外部から取得することができるので、様々なアプリと連携が可能です。
今後は、現在HLDSが販売している温度センサーや顔認証デバイスをHL-DP内で連携させることで、センシングスペースの状態把握や、顧客の属性と行動ログ/購買内容の分析など、様々な活用方法が期待できます。
HL-DPは、既に大手小売店に採用され商品化されています。
最近は、日本や韓国の大規模商業施設でも試験運用され、注目を集めています。